スケッターの運営に聞いてみた、質問集とかだよ
お疲れ様です!介護福祉士のまちかです。
スケッター体験をした延長で、直接、運営の方にもいくつか疑問も聞いてみましたので、今回はそのまとめです。
公式サイトにも、似た内容のQ&Aがありましたので、もっと詳しく知りたい人はこちら。
私は運営ではないので、詳しく聞かれても困りますので。汗
Q.ボランティア中に、事故とかあったらどうするの?
A.当事者責任になりますが、ボランティア保険(損害賠償保険)には加入しています。以下のようなケースを想定して、毎月高額な保険料を支払っております。
・施設に行く途中、転んで足を怪我してしまった
・間違って、入居者に危害を与えてしまった
Q.ボランティアなのにお金がもらえるの? 現金or振込?
A.交通費や謝礼が、僅かですが施設側から報酬が出ます。ボランティア終了の直後に、現金です。今後、振込に変更予定です。
Q.高校生ってスケッターしていいんだっけ?
A.以前はOKでしたが、不可になりました。現在は18歳以上(高校生不可)を対象にしています。
Q.急に行けなくなってしまった場合は、どうしたらいいですか。
A.応募後、施設が受け入れを承諾してくれるまでは時間があります。その場合は、応募したお仕事の詳細ページにある「応募する」ボタンを、もう一度押すと「キャンセル」ができます。もし既に承諾済みの場合は、施設にメッセージで行けないことをお伝えください。(無断欠勤の場合、弊社から違約金を請求する場合があります)
Q.契約を結ぶ上で、気をつけないといけないことってあります?
A.依頼した仕事に対しての契約なので、それ以外の業務は遠慮してもらいます。
Q.業務委託契約について教えてほしいです。
A.請負や委託と、労働者派遣の違いになります。
・請負:労働の結果として仕事の完成を目的とすること(民法第632条)
・委託:全量なる管理者の注意をもって業務を処理すること(民法第643条、第656条)
・労働者派遣:派遣元事業主が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて労働に従事させること
※厚生労働省HP「様々な雇用形態」
更に詳しく知りたい人は運営サイトで受付ていますので、そちらへお願いいたします。
運営会社:株式会社プラスロボ
さいごに
1995年の阪神大震災以降、『ボランティア元年』なんて言葉も生まれました。
2011年の東日本大震災、また近年の豪雨災害など、昔に比べればボランティアが求められる機会は明らかに増えています。
また一方で、将来何をしていいか分からない若者も増えてきています。
すぐに介護職にならなくても、その世界をちょっとのぞくにはスケッターは便利なツールです。
導入に二の足を踏んでる多くの施設は、この概念や目的を正しく理解していません。
また、「新しい試みなんてわずらわしい」「入居者の名前や顔を知らない人間が館内をうろつかないでほしい、迷惑だ」そう感じているのでしょう。
事実、ボランティアを受け入れる施設は、心に余裕のある施設です。
ですが、長いこと凝り固まった介護や福祉のネガティブなイメージを払拭するには、新しい試みを受け入れるほか、ないのではないでしょうか。
保険制度が悪い、経営者が悪いと、既存モノに対して文句を言うのは簡単です。
彼らスケッター開発者は、文句で終わらせず、実際に社会課題を解決しようと、手探りながらも行動を起こしている人たちです。
「今まで自分たちこそが介護の仕事を担ってきたんだぞ」と、自負やプライドの高い介護職ほど、自身を脅かす可能性も出てくるので、こういった新しい仕組みはなかなか受け入れにくいのかもしれません。
スケッターに限らずですが、若者が介護や福祉業界に足を踏み入れるのを、強く反対する親も多くいます。
可愛い我が子には、わざわざ低賃金&重労働の道を、歩いて欲しくないといった親ごころです。
金銭以外にも価値基準があると、露ほども思わない親世代です。
「イイねが欲しい」「誰かに必要としてもらいたい」そういった承認欲求が上位にくる考えを、多分、一生理解できないでしょう。
なにもスケッター利用者の全員が介護職になる必要はありません。
福祉の世界がどういうものか、休みの日に数時間だけでも、ちょっと自分の目でのぞいてみて、そしてどうするのか、自分の頭で判断してもらえばいいだけのことだと思いますが。
以上、おわり。