介護業界で働く前に読むブログ

介護に正解はない、あるのは関係者各位の合意のみ

【Q&A】ベーシックインカム構想に対する「よくある質問」

よくある質問の島

こんにちは、介護福祉士のまちかです。

前回の「介護職(福祉職)のためのベーシックインカム構想をブチ上げてみたよ」について、いくつかご質問をいただいたので、それに対する回答になります。

もうなんか、私の中では生涯を通じたライフワークとなりつつあるので、上手くいこうがいくまいが、地道に、坦々と続けていこうかと考えています。

ナマ温かく見守ってくだされば嬉しいです。笑

 

Q1.この制度の目的はなんですか?

いつくかありますが、最大の目的は福祉職の存在をもっと世の中にアピールする事です。介護や育児といったサービスを世間は何か当たり前のように、自動販売機かのごとく低コストで受けとれると思っている節があります。福祉には人の手がかかります。

この取り組みを通じ、我々の存在をより知ってもらえたらと考えています。

以下が、主な目的となります。

1、福祉職の存在のアピール

2、福祉と社会を繋げる

3、人材の教育、質の向上、掘り起こし

4、この仕組みを行政にマネさせる

5、福祉職の生活の安定化

 

Q2.ベーシックインカムってなんですか?

一般的には、政府がすべての国民に対して、最低限度の生活が送れるように定期的な支給を行うことです。

この取り組みも、フィンランドが大々的に行った社会的実験を一部参考にしています。

「ベーシックインカム」の実験 フィンランド政府が無条件で月約7万円を配布 | ハフポスト

 

Q3.支給金額がたった数千円だけ?

福祉職の多くはパート労働者です。彼ら彼女らは月収5~15万円程度で生活を送っています。そういう人が受け取る毎月の数千円と、月収30万円の人が受け取る数千円とでは大分価値が違うと考えています。

この取り組みが上手く回れば支給額を上げることも可能です。

 

Q4.支給するための財源はどうするの?

NPOの事業収益と、個人や企業からの定期的な献金によって支えられます。

この取り組みが、世間から意味のないものと思われれば継続は困難になります。

まずは知名度、信頼、実績、熱意、人数などが必要になってきますが、取り敢えずは「面白い」と言ってもらえる活動から始めようと思います。

そもそも興味すら持ってもらえないと、同じ福祉職ですら注目してくれませんから。

 

Q5.支給する対象はどこまでですか?

●高齢者福祉

何らかの介護施設や事業所で働く介護士、ヘルパー、介護福祉士、介護支援専門員など。

【例】グループホーム、デイサービス、有料老人ホーム、サ高住、老健、特養、小規模多機能型、訪問入浴、訪問介護、定期巡回・随時対応型、等々

●児童福祉

地方公務員でない、保育士、ベビーシッター、チャイルドマインダーなど。民間の児童福祉施設に従事している人を想定。

 

●障害者福祉

生活支援員、職業指導員、就労支援員などと呼ばれる障害者支援員。

【例】就労継続支援(A型・B型)事業所、就労移行支援事業所、グループホーム(共同生活援助)

 

更に、これら福祉関連施設に勤務する事務員、調理士、洗濯や掃除をする人も、福祉職を支えるメンバーとして財源が許す限り支給対象に含めたいと考えています。

 

 

ご質問などあれば、適宜、更新していきたいと思います。

 

以上、おわり。